目がかすむってどんな感じ?
(見え方)
「眼がかすむ」とは通常、「視野がかすみがかったように見えること」を指します。ただ、人によって感じ方は異なるため、以下のように患者様によってさまざまな形で表現されます。
受診の際には、患者様が感じる見え方を、率直にお伝えいただければと思います。
- ぼやけて見える
- 霧がかって見える
- 雲って見える
- ピントが合いにくい
- 眼に膜が張った感じがする
- 視力が下がった
- 光をまぶしく感じる
- 文字が滲んで見える
目がかすむ原因とは
病気による原因
ぶどう膜炎
細菌やウイルス感染などを原因として、脈絡膜、毛様体、虹彩から構成されるぶどう膜で炎症が起こる病気です。
眼のかすみ、まぶしさなどの症状が見られます。
日常生活による原因
ストレス
ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、さまざまな症状が現れます。
そのうちの1つとして、眼のかすみが見られることがあります。
コンタクトや眼鏡が合っていない
コンタクトや眼鏡の度数が合っていないと、眼がかすむということがあります。
特に長期間眼科で検査を受けていない方、度数を変えていない方は、一度当院にご相談ください。
目の酷使
モニターを長時間見続けた後など、眼がかすむということがあります。眼のまわりの筋肉の緊張によって、ピントを合わせる機能が一時的に低下している状態です。
通常は眼を休めることで回復します。
自分でできる対策は?
スマホやパソコンを見るときは室内の明るさを適正に
スマホ、パソコンの画面を見る時は、部屋を適度に明るくしましょう。暗い中で強い光源を見つめていると、眼の負担が大きくなります。
目を休める・マッサージをする
眼も、身体と同じように疲れが溜まると機能が低下します。特に近年は、スマホ・パソコンによって眼に負担をかける時間が圧倒的に長くなっています。夜しっかり休むだけでなく、仕事中も30分ごとに遠くを眺めるなどして、眼を休めてあげてください。
眼のまわりの筋肉のマッサージをするのも有効です。
乾燥・紫外線を避ける
眼の乾燥、紫外線の浴び過ぎは、いずれも眼のかすみの原因となることがあります。
眼の乾燥については、部屋の加湿、瞬きを増やす、点眼薬を使用するといった方法で対策が可能です。
紫外線については、サングラス、帽子、日傘などを使って対策を講じましょう。
目がかすむ…
眼科に行った方がいいサインは?
眼の酷使などの思い当たる原因があり、眼を休めて1日以内に回復するのであれば、それほど心配する必要はありません。
しかし、眼を休めても回復しない、だんだんと悪化している、繰り返し眼がかすむ、他の症状もあるといった場合には、お早めに当院にご相談ください。
また、休めば戻るからといって眼を酷使する生活を続けるのも良くありません。慢性化し、眼精疲労やドライアイの原因になることがあります。疲れた時に身体を休めるように、眼もしっかりと休めてあげてください。