目(視界)が眩しい症状とは
強い光を見た時は、誰でも眩しさを感じます。
眼に痛みを感じる、眼を閉じてしまう、光源のまわりに光が見える、光が滲んで見えるなど、さまざまな言い方があります。
このうち、異常な眩しさについては、何らかの病気が原因になっていることがあります。
目(視界)が眩しいのは病気?
太陽や強いライトを直視した時、暗い場所で照明を点けたときなどに感じる眩しさについては、特に心配いりません。病気ではなく、健康な人にも起こる自然な反応です。
ただ、日常生活で普通に目にするような強さの光がやけに眩しく感じる、眼を開けていられない、屋外での活動に支障があるといった場合には、眼の病気を疑います。
目(視界)が眩しい原因は?
日常生活による原因
疲れ・睡眠不足
身体が疲れている時、睡眠不足の時は、視覚が過敏になり眩しさを強く感じることがあります。
身体を休めたり、しっかり眠ったりすれば、速やかに症状は改善します。
コンタクトレンズによる目の乾燥
コンタクトレンズを装用すると、裸眼の場合と比べると涙が蒸発しやすくなります。
特に、コンタクトレンズの装用・管理方法に問題がある場合、乾燥や眩しさなどのトラブルのリスクも高まります。
スマホ・パソコンによる目の疲れ
スマホやパソコンによる眼の酷使によって、眩しさを強く感じることがあります。モニターを見つめる作業をする場合には小まめに休憩を挟み、遠くを見るなどして眼を休ませてください。
通常は一時的な症状ですが、同じような眼の使い方を続けていると慢性化することがあります。
病気による原因
結膜炎
ウイルス・細菌の感染、アレルギーなどを原因として、結膜で炎症が起こる病気です。
眼のかゆみや痛み、充血、目やに、涙目、眩しさなどの症状を伴います。まわりの人にうつしてしまうこともあるため、放置せず早めに受診してください。
ぶどう膜炎
ウイルス・細菌の感染、アレルギーなどを原因として、ぶどう膜で炎症が起こる病気です。
飛蚊症、視力低下、眩しさなどの症状を伴います。放置していると重症になり、後遺症を残す可能性もあります。
目(視界)が眩しい時の対処法・ケア方法
眼や身体を酷使した後に異常な眩しさを感じるという場合には、まずはしっかりと休みましょう。
この時、身体だけでなく必ず眼も休めてください。そのため、スマホ・パソコンの作業や読書も控え、眼を閉じて横になるか眠るかします。
またコンタクトレンズを装用している方は、コンタクトレンズを外して一旦眼鏡で過ごすようにしてください。
こういった対処・ケアをしても眩しさが解消しないという場合には、お早めに当院にご相談ください。また眩しさが異常に強く感じられる場合、他にも症状がある場合には、「自分でどうにかしよう」とせず、すぐに受診されることをおすすめします。